内容(「BOOK」データベースより)
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2012年1月 えほんとなかよし (68) ティモシーとサラ はなやさんからのてがみ
作者の言葉
・ティモシーとサラ はなやさんからのてがみ
「ティモシーとサラとデイジーさん」の中で、長年勤めた劇場が取り壊されたデイジーさん。
彼女のその後が気になって、どうしても、今、幸せな第二の人生を、いきいきと過ごしているところを書こうと始めたお話です。
ところが、書き始めた時、あの東日本大震災が起きました。
テレビや新聞のニュースを見て、何も役に立たない自分の無力さを痛感しました。
そんな中、被災地を通りかかったトラックの運転手さんが、自分のウィンドブレイカーを脱いで、被災者に着せ掛け
黙って立ち去って行ったという小さな記事を読みました。
そんな名も知れないたくさんの普通の人々のやさしさを書きたいと思いました。
同時に、何かを手渡すために、思いつめたように必死になって走る子供の絵が浮かびました。
そんな思いをこめて、この作品ができました。
絵本作家 芭蕉みどり
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